仕事を持つ女性にとって大きな課題となるのが子育てです。結婚して家族と仕事を両立する場合、避けては通れない難しい問題です。育児休暇を取得して職場を離れることになるため、子育て期間をいかにして過ごすかをよく考えたうえでキャリアプランを立てる人が増えています。共働きで生活する家庭が多くなったことを受け、男性の理解も得られるようになりました。育児休暇終了後にスムーズに職場に戻れるよう、家族が協力してくれるケースも少なくありません。

働く女性が育児休暇期間を活用して行っているのが、スキルアップのための自宅での学習です。たとえ子育てをしていても、少しずつであれば学習時間を取ることはできます。そのスキマ時間を利用し、通信教育やインターネットを介した教育などで仕事に役立つスキルや知識を身につけたり、資格取得のための勉強をしたりする女性が増えています。

近年では教育サービスが充実しているだけでなく、キャリアプランを立てるためのサポートサービスも提供されるようになってきました。それに伴い、結婚後も働き続けたいと考える女性を後押しする体制も整ってきました。キャリアプランを立てる時点で子育てを念頭に置いておかなければならない影響もあり、結婚前後にコンサルタントに相談し、キャリアプランを再考するケースもよく見られます。子育てを行ってみないとわからない場合もありますが、それに応じたプランを考えてスキルアップを図ると、復職や再就職がしやすくなるでしょう。